サインバルタとロキソニンは一緒に飲んでいいの?

サインバルタはロキソニンと併用しても大丈夫?

まずは先に答えを言ってしまいますが、サインバルタとロキソニンは一緒に使っても大丈夫です。しかし、それだけ言われてもどうして大丈夫なの? と思われる方もいるでしょう。この先はなぜ一緒に使っても平気なのかについて解説していきます。

 

サインバルタはロキソニンと一緒に服用しても問題は少ない

 

全ての薬には相性があります。中でもサインバルタとロキソニンの組み合わせは比較的安全な組み合わせになっています。それはどうしてなのでしょうか?

 

まず、飲み合わせの悪い薬効果が同じ薬同士の組み合わせというパターンがほとんどです。

 

わかりやすい例としては睡眠薬です。一日に飲んでいい最大量が5mgの睡眠薬Aと睡眠薬Bがあったとします。これらの薬を「違う薬だから大丈夫!」とそれぞれ5mg飲んでしまって平気な物でしょうか? 当然大丈夫なはずがありません。睡眠薬Aを最大量の2倍の10mg飲んでしまった場合と体の状態は変わりませんから、副作用で苦しむことは間違いないでしょう。

 

サインバルタとロキソニンの場合はどうなっているでしょうか。それぞれの薬の効果について確認しましょう。

 

サインバルタはこういう薬


サインバルタは憂うつな気分をやわらげて意欲をアップさせるいわゆる抗うつ薬です。

 

 

脳内の神経伝達物質セロトニンを増やすことで不安をやわらげ、とノルアドレナリンの量を増やすことで意欲をアップさせます。その他にも、糖尿病から来る神経痛、慢性腰痛にも効果があります。

 

ロキソニンはこういう薬


ロキソニンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)です。

 

痛みや炎症や熱の原因となる成分「プロスタグランジン」の生成を抑えて炎症や痛みや熱を軽減します。

 

 

 

サインバルタは不安をやわらげて意欲を増す抗うつ薬ロキソニンは痛みと炎症と熱の原因となる物質が作られるのを抑えてやわらげる薬なのです。

 

サインバルタはロキソニンと効き目が違うので併用しても平気

今まで解説してきたようにサインバルタとロキソニンは効き目などまったく別物です。こういった作用がまったく違う薬は同時に服用しても大丈夫です。

 

とはいえ例外のケースもあります。

 

AとBを併用するとAの効き目が強まる
AとBを併用するとAの効き目が弱まる

 

といった形で、全く別の効果でも双方の効果が変わってしまうという例があります。ですが、サインバルタとロキソニンはこの例に当てはまりません。実際に利用している方からも飲みわせに関する報告は上がっていません。

 

サインバルタとロキソニンの併用するとこんなリスクも

サインバルタとロキソニンを併用してもリスクは少ないのですが、実は気をつけなければならない点が一点だけあります。

 

それはサインバルタの飲み始め期間です。

 

実はサインバルタはとても副作用の少ない薬なのですが、服用を始めてから2週間ほどは吐き気の副作用が出やすい(飲み続けると副作用はやわらぐ傾向に)という特徴があります。とはいえ、そんなに大きなものではなくサインバルタ単体であれば治療のためには無視できるレベルのものになっています。

 

しかし、ここにロキソニンの副作用が合わさってくると話は別です。ロキソニンもそこまで大きくはない物の胃粘膜が荒れてしまうという副作用があります。

 

ロキソニンで胃粘膜が荒れているところに、サインバルタで吐き気の副作用が起こってしまうと胃粘膜は更に荒れてしまい胃炎や胃潰瘍に悪化してしまう可能性もあります。

 

こうなってしまうのを何とか避けることはできないのでしょうか?

 

解決方法

 

サインバルタの副作用が出ている間はロキソニンの服用を避ける

上にも挙げたようにサインバルタで吐き気の副作用が大きく出るのは飲みはじめ2週間程度です。どうしても耐えられない痛みなら仕方ないですが、吐き気の副作用が出ている2週間はロキソニンの服用を控えてみるのも一つの手です。

 

ロキソニンを胃の負担の弱い薬に変更する

二週間も痛みを我慢できないということであれば、ロキソニンをもっと胃にやさしいものに変えてみるのもいいでしょう。

 

ロキソニンと比べると割高になってしまいますが、同じNSAIDsの中でも胃への負担がないセレコックスをおすすめします。NSAIDsではありませんがアセトアミノフェンも胃への負担が少ない解熱鎮痛剤です。アセトアミノフェンは市販薬にも入っていますので、パッケージを確認してアセトアミノフェン含有量の多い物を選んでみましょう。

 

サインバルタ、ロキソニンどちらも大きな副作用を持っている物ではありません。しかし、副作用の方向性が似ている為に、合わさってしまうと大きな症状になってしまう場合がありますので、その点気をつけましょう。

 

サインバルタとロキソニンの飲み併せが気になるならかかりつけの医師に相談


サインバルタ飲み始めの2週間にだけ気をつければ、飲み合わせは特に問題ないという説明をしましたが、それでもやはり気になる物は気になるでしょう。

 

そういったモヤモヤを放置すれば胃にさらに負担をかけてしまいかねません。それならばいっそ、現在かかりつけの医師に相談してしまってはいかがでしょうか。「サインバルタとロキソニンは一緒に飲んでも平気なの?」と直接的に聞いてしまえば答えてくれるでしょう。

 

サインバルタを詳細に紹介

サインバルタは2010年から発売されている抗うつ薬の一種であり、SNRIと言う範疇の薬に属します。抗うつ薬の薬理作用はうつ病についてのある仮説を元に構築されています。モノアミン仮説と言うこの見解は、うつ病の発症原因にはモノアミン物質の減少が関与していると主張する見解です。モノアミン物質とは気分に影響を与える脳内物質で、セロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンの3種を指しています。これらの物質が減少してうつ病が発症すると考えるなら、モノアミン物質の生成を促すか、減少を食い止めるかのいずれかのアプローチを選択することになります。

 

サインバルタを初めとするSNRIでは、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害作用により、セロトニンやノルアドレナリンを脳内で増加させる効果が期待されています。再取り込み阻害とは生体内への吸収を抑制する作用のことです。抗うつ薬ではパキシルなどのSSRI薬もありますが、こちらはセロトニン再取り込み阻害薬に属し、セロトニンの増加効果が期待されています。このように作用機序に差異があることから、サインバルタではSSRI薬では改善の難しかった意欲を高める効果も示します。

 

またサインバルタでは痛みへの効果も示します。うつ病患者は60%程度で痛みを自覚症状として訴えるとも言われています。神経性の痛みの緩和によっても、うつ病の軽快が期待されます。


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